今や、ほとんどの企業がウェブサイトを持っています。おそらく、皆さまの会社にもウェブサイトがあるでしょう。競合他社も同様です。そして、今まさにこのブログ記事も、Hapatuneのウェブサイト上でご覧いただいています。

デジタル社会において、オンラインでの存在感は、事業の成否を左右する重要な要素です。口コミだけではなく、ウェブサイトを通じて人々が企業を見つける時代です。ウェブサイトは、店舗であり、パンフレットであり、営業担当者であり、ブランドの代弁者でもあります。企業の価値や理念を集約した、デジタル上の顔とも言える存在です。

ウェブサイトは企業を代表するものであり、閲覧者が操作しづらいと感じた場合、提供している製品やサービスを知る前に離脱してしまう可能性があります

実際、ウェブサイトが顧客との最初の接点となるケースも少なくありません。たとえば、LinkedInの投稿で企業名が紹介され、そこからウェブサイトへのリンクがクリックされることもあるでしょう。しかし、リンク先のページが見づらく、表示が遅く、ヘッダーに誤字があるような状態では、企業に対する信頼感を得ることは難しくなります。

 優れたウェブサイトは、優れた企業の証

ほとんどのウェブサイトには共通する基本要素があります。それは、「私たちについて」「事業内容」「お問い合わせ方法」の3点です。

(本ブログでは、初めてウェブサイトを構築する方に向けたヒントをご紹介しています。すでにウェブサイトをお持ちで、アクセス解析の改善をお考えの方は、当社の SEOブログをご覧いただくことをおすすめします。)


ウェブサイトをゼロから構築する場合、まず最初に選ぶべきはホスティングプラットフォームです。多くのプラットフォームでは、無料でサイトを公開することも可能です。WordPress、Wix、Weebly、Squarespaceなど、すでに耳にしたことがある名前も多いのではないでしょうか。プラットフォームを選定する際は、どのようなウェブサイトを作りたいかを念頭に置くことが重要です。中にはオンラインストア向けに特化した機能を備えているものもあり、ShopifyやBigCommerceはその代表例です。

ただし、バイオプロセス業界の中小企業では、営業チームや個別見積もりを通じて販売を行うケースが一般的です。この業界では「カートに追加」ボタンがあるウェブサイトはほとんど見られず、「見積もり依頼」や「お問い合わせ」ボタンの方が一般的です。そのため、オンラインショップの構築が優先事項でない場合は、WordPressやWixなどのプラットフォームがより適していると言えるでしょう。

また、将来的なウェブサイトの拡張性も考慮することが重要です。コメント機能付きのブログを追加できるか、各種プラグインとの互換性はあるか、翻訳対応は可能か、操作画面は使いやすいか、カスタマーサポートの品質はどうか――こうした点も選定時の判断材料となります。

多くの人気プラットフォームでは無料プランが提供されていますが、有料プランのメリットも見逃せません。たとえば、Wixの有料プランでは広告なしでウェブサイトを公開でき、独自ドメインの使用も可能です。これにより、ホスティングプラットフォームのブランド表示を排除し、企業としての信頼性を高めることができます。

ドメイン名の選定も重要なポイントです。一般的なルールとしては、数字や記号の使用を避け、できるだけ短く覚えやすい名前にすることが推奨されます。まずは自社名がドメインとして取得可能かを確認しましょう。もし既に使用されている場合は、前の所有者から購入できる可能性もあります。それが難しい場合は、略称や所在地を加えるのが次善の策です。たとえば、Sigma-Aldrich社はウェブサイトのURLからハイフンを省略し、www.sigmaaldrich.comとしています。Daiso Fine Chem社は地域名を加えて以下のドメインを使用しています。www.daisogelusa.com


ホスティングプラットフォームとドメイン名が決まったら、次はウェブサイトのデザインです。この工程は、予算に余裕があれば専門のウェブデザイナーに外注するのが理想的です。パンフレット、製品パッケージ、展示会ブースなど、他のブランド資材と同様に、プロの手によるデザインはより高品質な成果につながります。

とはいえ、初期段階で外注が難しい場合でもご安心ください。多くのウェブサイト作成ツールには、無料で利用できるテンプレートが豊富に用意されています。テンプレートは、ポートフォリオ重視、ブログ中心、オンラインストア向けなど、目的に応じたカテゴリに分かれており、希望するウェブサイトのタイプに合ったテンプレートを選ぶことで、作業時間を大幅に短縮できます。

テンプレートを選んだ後も、設定には時間と工夫が必要です。テンプレートベースのプラットフォームでは、完全に自由なカスタマイズは難しいものの、単にロゴをアップロードしてブランドカラーに変更するだけでは不十分です。連絡先情報を分かりやすく掲載したり、SNSへのリンクボタンを設置したりと、ユーザーが必要な情報にすぐアクセスできるようにすることが重要です。
この段階では、コンテンツを掲載する前に「サイトマップ」を作成することをおすすめします。サイトマップは、ページ構成や情報の流れを整理するための設計図であり、効率的なサイト構築に役立ちます。


サイトマップとは何でしょうか?
サイトマップとは、ウェブサイト内の各ページを一覧化し、それぞれの関係性を視覚的に示した構成図です。フローチャートに似た形式で、ページ同士のつながりを整理することができます。サイトマップを作成することで、ウェブサイト全体の構造を計画でき、SEO(検索エンジン最適化)にも効果的です。(SEOとその重要性についてはこちらをお読みください)。コンテンツを掲載する前に、情報の整理や事業目的に沿った構成を検討することは非常に有益です。また、ウェブサイト制作を外部に委託する場合にも、サイトマップは欠かせないツールとなります。

ウェブサイトにはさまざまなページを設けることができますが、大手企業であっても基本的な構成は共通しています。競合他社のウェブサイトを参考に、どのようなページが用意されているかを確認してみましょう。ヘッダーやフッターにリンクされているページも見逃さないようにしましょう:

  • ホームページ
  • 会社名
  • お問い合わせ
  • 製品/サービス紹介
  • よくある質問
  • ブログ
  • ニュース/イベント情報
  • プライバシーポリシー
  • 利用規約

ウェブサイトは、顧客のニーズや課題を中心に構成されるべきです。訪問者は、自身の問題を解決する手段を探している可能性が高く、ウェブサイトはそのための情報源となります。まずは、顧客が抱える課題や悩みを明確に定義し、それに対して自社の製品やサービスがどのように解決策を提供できるかを理解しましょう。この「課題と解決策」の関係性が、ウェブサイト全体の構成の基盤となります。

コンテンツは、ターゲットとなる読者の疑問に答え、意思決定を支援する資料のダウンロードや、チームとの連絡手段を簡単に提供するものであるべきです。訪問者を自然に「行動喚起(CTA)」へと導く、明確なナビゲーションが求められます。

CTA(Call to Action)とは、ウェブサイトの目的を達成するために訪問者に取ってもらいたい行動のことです。

たとえば、製品購入、問い合わせ、サンプル請求、ホワイトペーパーのダウンロードなど、目的に応じて様々なCTAが考えられます。「お問い合わせ」は、最も一般的なCTAの一つです。

もちろん、すべてのページで「お問い合わせ」を促す必要はありません(プライバシーポリシーを読んだ後にメールを送っていただく必要はありません)。しかし、各ページにはそれぞれ明確な目的があり、それに応じたCTAを設けることが重要です。

たとえば、「会社概要」ページでは、企業の歴史や価値観を紹介し、競合他社との差別化を図ることが目的です。このページのCTAは、「当社の理念や取り組みに関してご質問がある方は、お問い合わせください」といった内容が適切でしょう。

製品・サービス紹介ページでは、顧客にとっての利点を明確に伝えることが重要です。CTAとしては、「この製品について詳しく知りたい方はお問い合わせください」や「このサービスの購入をご希望の方はご連絡ください」などが考えられます。

そして何より、「お問い合わせ」がしやすい環境を整えることが不可欠です。フォームの設置、メールアドレスや電話番号の掲載など、顧客がスムーズに連絡できるようにし、実際に送信された問い合わせが確実に受信できるよう、テストと確認を行いましょう。


ウェブサイトを公開する前に、すべての内容を徹底的に確認しましょう。多くのウェブサイト作成ツールには「プレビュー」機能があり、実際に公開する前に完成イメージを確認することができます。この機能はぜひ活用してください。

各ページを丁寧に確認し、要素同士のバランスや余白、誤字脱字、画像の解像度、リンクの動作などをチェックしましょう

また、Chrome、Safari、Firefoxなど、複数のブラウザで表示を確認することも重要です。可能であれば、スマートフォンやタブレットなど、異なるデバイスでも表示を確認してください。現在では、モバイル対応はウェブサイトにとって不可欠な要素です。小さな画面でも見やすく、操作しやすいデザインになっているかを確認しましょう。

さらに、第三者の視点でチェックしてもらうことも非常に有効です。WordPressを使用している場合は、「開発サイト(Devサイト)」の作成を検討してもよいでしょう。開発サイトとは、実際のウェブサイトの複製であり、非公開かつパスワード保護された環境で確認・修正が可能です。外部の関係者に校正や動作確認を依頼する際にも便利です。

すべてのホスティングプラットフォームがこの機能を提供しているわけではありませんので、利用できない場合は、より慎重に確認作業を行いましょう。

公開前には、必ずウェブサイトをプレビューし、すべての要素を三重チェックすることをおすすめします。そして、他の人にも確認してもらい、スペルや文法、ボタンの動作、デスクトップ・モバイル両方での機能性、ページの読み込み速度、ナビゲーションの分かりやすさなどを確認しましょう。

細部まで丁寧に確認することが、信頼性の高いウェブサイトを構築するための鍵となります。


すべてのページの文言を何度も見直し、細部まで確認を重ねたら、いよいよウェブサイトを公開する準備が整いました。

公開後は、ページやブログの内容を定期的に更新し、情報を整理して分かりやすく保つことが重要です。常に新鮮で最新の状態を維持することで、訪問者の満足度が向上し、顧客への転換率も高まります。

次は、SEO(検索エンジン最適化)について学ぶ段階です。検索結果の上位に表示されるための指標を最適化する方法については、ぜひ当社のSEOブログをご覧ください。