乳がん啓発月間は、早期発見の重要性について認識を高め、互いに再認識する機会です。乳がんが早期に発見され、局所段階で治療が開始された場合、5年相対生存率は100%になります。

早期発見への3つのステップ

治療を必要とする方々に向けて、今年だけでも複数の新しい治療法がFDAにより承認されています。これには、免疫療法や併用療法の新たな波、そしてトリプルネガティブ乳がんに対する有望な治療法が含まれます。

乳がんの統計

乳がん啓発月間を目前に控えた先週末、Merck社は、バルセロナで開催されたESMO 2019学会にて、早期トリプルネガティブ乳がん患者を対象とした第III相KEYNOTE-522試験の中間データを発表しました。

この試験では、術前治療としてKeytruda(ペムブロリズマブ)と化学療法の併用後、術後治療としてKeytrudaを単独投与するレジメンが検討されました。
その結果、Keytrudaと化学療法の併用により、病理学的完全奏効率(乳房およびリンパ節に浸潤性残存がんが認められない割合)が、化学療法単独の51.2%から64.8%へと統計的に有意に向上しました。

また、代替医療の分野では、『International Journal of Molecular Sciences』に掲載された最近の研究において、カンナビノイドが乳がんモデルにおける血管新生および腫瘍転移を抑制する可能性があるとの仮説が提示されています。今後の研究成果が期待されます。

早期発見の取り組みが継続され、治療選択肢がさらに広がることで、乳がんを予防、発見から治療、管理まで可能な未来に近づいていくことが期待されます。